虹の橋を渡った猫たち。

こんにちは🌺

Y's香房~Lino Lani~

ハワイアンアロハタロット®アドバンスティーチャー

アロマセラピスト、レイキヒーラー 足立よう子です🌈✨🐬


9年前の昨日、3月11日午後2時46分、誰も忘れることができないであろう東日本大震災が起きたのでした。

あの時小学生だった娘たちと共に小田原の自宅にいた私は、逃げ場を確保するため咄嗟に玄関のドアを開放しました。

そうしながら、まず思ったこと。

それは、「ああ、チャンタとコーラが逝った後でよかった」ということでした。

我が家にはその年の2月5日にチャンタ17歳(腎不全)、その前の年の2月23日にコーラ15歳(子宮がん)で虹の橋を渡った愛猫がいました。

3.11を迎えるたびにいろんな思いが溢れますが、それは私にとって虹の橋を渡った猫たちの記憶へと繋がります。


当時、人間関係にほとほと嫌気がさし、人間不信に陥った私のもとに生後2ヶ月で来てくれたチャンタは男の子、とっても甘えん坊で気が優しく、そしてやんちゃでした。

当時の私はトンキニーズという品種の猫がどうしても欲しくて、まだネットが普及する前のこと、あれこれと手を尽くし、やっとのことで日本にいらっしゃるブリーダーさんを探しあてて迎え入れた最初の猫でした。

そのチャンタの成長ぶりを見たブリーダーさんが薦めてくださって、その一年後に生後3ヶ月で来てくれたコーラは女の子、人見知りで気が強いけど本当はとっても甘えたがりで膝の上が大好き。

チャンタと見た目はよく似ているけど、バーニーズというトンキニーズとはまた少し違う品種。

ほぼ一歳違いの2匹は相性がよく夫婦のような兄妹のようなとっても仲良しさんでした。

私はその後離婚をして埼玉の実家に戻り、数年後再婚をして山梨で二人の娘を出産、そして転勤で小田原へ。

そんな私の人生を共に歩んでくれたかけがえのない2匹でした。


子宮がんだったコーラが虹の橋を渡ったのは、10年前の結婚記念日を迎えたその翌日23日。

当時の日記を読むと、私のお布団の中で体温が低くなっていたコーラを挟むようにしてチャンタと一緒に寝ていた早朝、コーラの軽い足音を聞いたと記されています。

まさにその時、旅立ったのでしょう。

その頃から2匹交互に体調を崩していたので、コーラは私の負担を軽くしてくれたのだと今は思います。

介護はきれいごとばかりではありません。

正直を言って、悲しみのなかにもホッとする自分がいました。


コーラと同じくらいの時期から腎臓の数値が悪くなっていったチャンタはその後、約一年間がんばってくれました。

コーラが旅立った年の秋ごろ、チャンタの体調が著しく低下した時がありました。

ほとんど動くことも困難でぐったりしているチャンタを目の前にして、私は子どものように号泣しました。

本当にチャンタがこの世からいなくなってしまったらどうしよう。どうしたらいいかわからない。

ただそれだけでした。

その思い、今思えばまさしく自分本位でチャンタのことなんて一ミリも考えていないのですが、とにかく悲しくて「置いて行かないで」と泣きじゃくっている私に、チャンタはなんとよろよろと立ち上がり、私のもとに歩いてきて一生懸命に私の涙をなめてくれたのです。


それからのチャンタは著しく体調も回復し、以前のように元気な状態に戻ってくれました。

よかった。もう大丈夫。この状態が少しでも長く続いてほしい。

ここでも自分本位な私でした。

本当はチャンタはきっとそんな状態ではなかったのだと思います。

チャンタは私のために無理をする選択をしてくれていたのですね。

私が悲しまないように。気持ちが落ち着くまで待ってくれようとしていたのです。

それも限界が近づき、だんだん穏やかに大人しくしているときが多くなり。

とうとう寝たきりの状態が続くようになり、息も絶え絶えでもがんばっているチャンタを前にさすがの私も悟りました。

この苦しみから解放してあげなくては、と思いました。

「もういつ逝っても私は大丈夫だよ。苦しい状態だったのに無理させちゃったんだね。今までありがとう」そんな想いでチャンタのことを撫でることが多くなりました。


そして9年前の2月5日の夜のこと。

「お風呂に入ってくるね」ソファで寝ているチャンタに声をかけ、お風呂上がりに目にしたチャンタは首を私のいる方向に伸ばしたまま呼吸が止まっていました。

虹の橋を渡るタイミングは、チャンタ、コーラそれぞれにその時を選んだということなのでしょう。

チャンタが虹の橋を渡った年は長女が小学6年生となり、子ども会の役員、小学校の役員、自治会の役員と怒涛の1年となったので、チャンタはその前に旅立ってくれた、ということもあるのかもしれません。


今思うことは、いつでもあの子達は私や家族のためにそばにいてくれました。

教えてもらうことも多かったです。

そしてそれは、今我が家にいるギンタ、ネル、幸太も同じ。

ギンタ、ネル、幸太、それぞれに時折あらぬ方向を見て交信している時があります。

チャンタやコーラと何かお話しているのかもしれません。

あの子達の想いを受けとめて、たくさんの思い出を胸に、かけがえのない今を悔いのないように愛情いっぱい感謝の気持ちを忘れずに過ごしていきたいと思っています。


チャンタとコーラへの今の想いを書いておきたくて、長文になりました。

読んでいただき、ありがとうございましたm(__)m


そして、アニマルコミュニケーターとしてチャンタとコーラときちんとお話ができるように、

がんばっちゃおう♪と思いを新たにしたのでした☆


Y`s香房 Lino

ご訪問ありがとうございます。 Linoとはハワイ語で、光・結ぶ・繋ぐ。 癒しと気づきで、あなた自身を光り輝く存在へと導きます。 ハワイアンアロハタロット アロマ・アルケミーリーディング、ヒーリング 数秘 ルーン メディスンアニマル アニマルコミュニケーション オラクルカード  など

0コメント

  • 1000 / 1000